増しおもり型分銅の豆知識を紹介
増しおもり型分銅は国際単位に合わせている
増しおもり型分銅は、吊り下げ式のはかりの構成に用いられる段や溝があるのが特徴の分銅です。
増しおもり型分銅は国際単位に合わせて作られており、ニュートン分銅とも呼ばれています。
kgで表示された従来型の分銅は、非SI単位で国際単位に合わせられていません。
そのため、従来型の物は取引や照明に用いることができないので、国際的な規格である増しおもり型分銅を用いて校正を行う必要があります。
単位はNを用いており、1Nは質量約102gとなっています。
様々なサイズがあるので、使用する場合は必要とする正確な数字のものを選択しないとだめです。
製品は様々なメーカーから販売されており、メーカーのホームページでスペック等を確認することができます。
また、通販で購入できるところもあるので、必要な場合は比較的容易に手に入れることが可能です。
証明書が必要な場合は、別途手数料を支払うことで証明書の発行をしてもらえるケースもあります。
増しおもり型分銅を選ぶ際のポイント
質量を測るということは日常生活で欠かすことが出来ません。
料理をする際には必ず小麦粉や塩、砂糖の多さなどを測って調理します。
そうすることで失敗がなく、よりおいしい料理に仕上げることが可能です。
それと同じように研究分野や工業製品の製造、処方箋などにおいて、より正確な質量測定は不可欠です。
そこで吊り下げ式はカリなどを用いて、薬や化学薬品の質量を測定することもあります。
吊り下げ式はかりは、増しおもり型分銅で質量測定します。
この増しおもり型分銅を選びポイントとして大事なのは、重りを重ねる際にずれたり、滑ったりしないものを選ぶことが大事です。
重りがずれてしまうと、いつまでも吊り下げ式はかりが安定せず測定に時間を要します。
そして重りがずれることで、はかりが転倒し粉末などの材料が飛散するという危険な可能性もあります。
増しおもり型分銅に刻みの細工が施されていると、重りがずれることが防止されます。
また国際基準を満たした増しおもり型分銅を選ぶことも大事です。